いつもありがとうございます。鳥爺です。
3度目の正直で、ようやくサーバーさんがオカメインコを譲ってくださることになりました。
私も最初はヒナが欲しいと思いましたが、途中からサーバーさんのオカメインコの繁殖をしてみたい、と思うようになりました。
その想いが通じたのか、サーバーさんからも繁殖用の若鳥を譲りたい、と伝えられました。
すでにサーバーさんは10ペアのオカメインコを考えてくれていたようです。
リビングのテーブルの上にあったのは、オカメインコの血統書でした。
サーバーさんはこの血統書を手に持ち、私たちを繁殖場に案内してくれました。
そして1羽づつ血統書と照らし合わせながら説明をしてくださりました。その中には、初めてサーバーさん宅を訪問したときから欲しかったほっぺが黄色のイエローフェイスやエメラルドグリーンなどの珍しい品種もいました。
私は小躍りしたくなる衝動を抑えるのが必死でした。
ちなみにこのオカメインコたちは、その後無事にCAP!に届けれ2000年3月にTSUBASAを設立するまで、繁殖を頑張ってくれました(TSUBASAができてからは一切繁殖をしていません)。
この子達は来日してから25年以上経ちます。そしてとり村で最期まで余生を過ごしてくれました。
話を戻します。
次なる目的は世界最大級のペット用品イベント「APPMA」への視察です。
事前調査ですが、たしか800くらいのブースが出展しているとのこと。
その中の約150のブースが鳥関係の商品を扱っているそうです。
実は日本ではペット関連のイベントに行ったことがありますが、鳥関係用品が150なんてブースは有り得ないです。記憶では20ブースくらいしかなかったような気がします。
APPMAの会場はとても広く、じっくり見ていたら日が暮れてしまいます。
残念なことにカテゴリーがバラバラですので、鳥関係のブースがどこにあるか皆目検討がつきません。
とにかくざっと歩いて、鳥関係のところを見つけたら、後で訪問しようという作戦にしました。
しかし、少し歩いただけでその広さに圧倒され、ざっと歩くなんてできるのかなと思いました。
それでしたら鳥関係のブースを見つけたら、すぐ中に入ろう、という作戦に変更しました。
最初に出会ったのがKAYTEE社です。
ここはすでに日本の業者が輸入をしていました。
しかし、日本の愛鳥家に浸透していませんでした。
当時何も知らないので、ペレットメーカー最大手のKAYTEE社の商品が輸入できればという思いでブース内に入りました。
とても大きなブースです。
鳥以外に鯉などのペレット(?)も扱っていました。
ここの女性担当者と名刺交換するのが精一杯で、後日メール等で相談ということになりました。
ペレットメーカーは他にラフィーバ社、ラウディブッシュ社などを訪問し、鳥のおもちゃメーカーやケージメーカーなど、とにかく鳥関係を扱っているブースはすべて訪問しました。
終わった頃にはもう足がクタクタ。
手元にはカタログやサンプル品がたくさんで、腕の感覚が無くなってきていました。
結局、交渉どころか名刺交換とカタログ集めで1日が終わってしまいました。
恐るべしアメリカのペット産業。
(つづく)