(13)コンパニオンバードの繁殖の未来「シンガポールの繁殖場」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

フィリピンから一度帰国し、シンガポールに向かいました。
フィリピンと対照的に道路にゴミほとんどない、世界一美しい都市シンガポールの訪問は楽しみでした。
私たちが住んでいる日本も美しいですが、残念ながら思った以上にタバコの吸い殻や空き缶などが捨ててあります。また最近目にするのはマスクですね。今の時代を象徴しています。

さてシンガポールの繁殖場は、ジュロンバードパークからの紹介でした。あの「ジュロン」が紹介してくれた繁殖場なのでどんなところでしょうか?

その繁殖場は空港から車で2時間くらいのところにありました。しかし見渡す限り繁殖場らしき施設はありません。あるのはプレハブ作りの工場のような建物が3棟あるだけです。
建物はそれぞれ100坪くらいの大きさがあったと思います。施設の周りは柵に覆われています。しかしフィリピンのような有刺鉄線ではありません。
そして出入り口には警備員詰所みたいなのがあって、そこに必要事項を記載して中に入りました。
やはりまるで工場ですね。

しばらくすると2人の男性がやってきました。
一人は50歳前後の男性です。大学の先生のような雰囲気がありました。この人が繁殖場のオーナーです。職業は人間のお医者さんをされているそうです。
もう一人は30歳前後で長身の男性Aさんです。
Aさんはインド人で、この繁殖場とジュロンを掛け持ちで業務にあたっているそうです。
オーナーさんはAさんにガイドを託し、自分が経営している病院に向かいました。私たちがオーナーさんと会ったのはそれが最初で最後でした。

さていよいよ繁殖場のツアー開始です。
でも繁殖場らしき施設はありません。Aさんの後をついていくと、警備員詰所から一番近い工場に案内されました。
中から鳥の声が聞こえてきます。まさかと思いましたが、ここが繁殖場のようです。

ドアを開けると、鳥の鳴き声が一斉に響き渡りました。建物の中なので、その鳴き声が反響し、さらに大きく聞こえてきます。
Aさんの話が全く聞こえません。ま、聞こえても英語の意味がわかりませんが(汗)。

少しずつ鳴き声に慣れてきたところで、室内を見渡しました。
すごい。今まで見たことがない光景が広がっていました。

(つづく)

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