行ったつもりdeコスタリカ(5)

いつもありがとうございます。鳥爺です。

コスタリカの1日目は時差ボケ+猛獣(?)の鳴き声で、ほとんど眠れませんでした。
そのおかげで久しぶりに夜空を堪能しました。
東京では見ることができない星空の大パノラマ。
今にも星に手が届くような距離感。
願い事を唱える前に過ぎ去ってしまう流れ星の数々。
恐ろしい「猛獣?」の鳴き声を聞きながらのスリリングな体験も、今回のツアーの宝物のひとつになりました。

「猛獣」の声の主を紹介しましょう。

翌朝、最初のバードウォチングは施設内でした。
施設内といっても広大な公園ですので、一人で勝手に行動したら迷子になるくらいの規模です。私たちはガイドのTさんと施設内を歩き回りました。

Tさんが私たちを気遣って「昨夜は眠れましたか?」と聞かれました。
「いえ、実は、、、、」
と、昨夜の猛獣のような動物の鳴き声で眠れなかったことを伝えると、
「それでしたら、ちょうどそこにいますよ」
と指を指し示しました。

いやいや、あれは猛獣じゃなく、美女3人でしょ!?
と内心思いましたら、女性の右側に黒っぽい何かがいます。
これが猛獣、、、??
これぞ、「美女と野獣」、、、なんてね、、(苦笑)

近づいてみると、猿です。大きさは大人の日本猿より少し小さいくらい。
色は黒っぽく見えましたが、茶色いや黄金色した艶やかな配色です。
人がいても近寄ってきますので、人馴れしているようですね。

と思って私が近づいたら、すぐどこかに消えてしまいました。
その様子を見てTさんが
「あの猿は女性が好きなんですよ」
とフォローしてくれました。
そして、
「まだもう一頭いますよ」
といって橋の一番上のロープを指さしました。

そこにいた猿は先ほどの猿より2倍くらい大きく、大人の日本猿より大きく感じました。
黒と黄金色の配色もさらに艶やかです。
ちょうど朝日がこぼれ猿に反射し、写真では言い表せない素敵な色を醸し出していました。お猿さんもこうして見るととても美しい動物ですね。

おっと大事なことを忘れていました。
これが「猛獣」の声ですか??

「そうです。ホエザルといいます」とTさん。
「名前の通り吠える声に特徴があるので、ホエザルと名付けたのでしょうね」
と続けて解説してくれました。

「見ざる、聞かざる、言わざる」、そして「吠えざる」
コスタリカでは三猿ではなく四猿だ。
と、心の中で意味のないこと呟きました(汗)。

夜中に鳴いていた「猛獣」が、このホエザルであったことでまずは一安心です。
しかし、昨日からのハチドリ、ナマケモノそしてホエザル、コスタリカには想像以上の出会いが待っている、そんな予感が高まってきました。

いよいよバードウオチングの始まりです。

(つづく)

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