行ったつもりdeコスタリカ(4)

いつもありがとうございます。鳥爺です。

私たちが宿泊する施設は、夜間外出禁止です。
それは毒蛇や毒虫、ジャガー、ピューマなどが、襲ってくる可能性があるからです。

そんな怖い話を聞かせれた後、宿舎に到着するとTさんが何かを発見しました。
その動物はちょっと手を伸ばせば、触れそうな距離にいました。

なんと無防備な、、、、!?

ナマケモノです。

気持ちよさそうに眠っています。
最初に出会った哺乳類がナマケモノということで、妙に親近感を持ちました。
でも、Tさんに教えていただかなければ気づくことはできなかったと思います。
道端で見た色鮮やかなハチドリもそうですが、ナマケモノも自然に溶け込んでいました。
Tさんに聞きました。
「ナマケモノを見つけるコツってあるんですか?」
すると、
「木の下に糞が落ちていたから気づきました」と。
なるほど。私はバードウオッチングが目的でしたので、つい上ばかり見ていました。
下を見ることでもいろいろな発見があるのですね。
それにしても、ピューマやジャガーなどの猛獣がいる場所で、無防備に寝ていて大丈夫なのでしょうか!?

幸せそうに見える寝顔を見ていると、世間の喧騒や旅の疲れなどが一気に吹っ飛んでしまいました。

この施設に到着したのが夕方でしたので、バードウオッチングはせず夕食を摂ってそのまま就寝。
ところが眠れません。
時差ぼけではないのです。宿舎は木造の建物です。
屋外の音がよく聞こえます。
その音のほとんどが生き物の鳴き声です。
今までに聞いたことがない鳴き声ばかりですが、いかにも猛獣らしい鳴き声も聞こえます。
猛獣らしい声はあちこちから聞こえ、まるで私たちが就寝しているロッジを取り囲むんでいるようです。

動物たちが束になって襲ってきたら、こんな宿舎簡単に壊されるのではないかと、内心ドキドキしながら一晩を過ごしました。

そして翌日、私を眠れなくさせて「猛獣」と出会うことができました。

(つづく)

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