いつもありがとうございます。鳥爺です。
ラ・セルバ保護区にあるOTS熱帯研究所を後にしました。
2泊3日の滞在でしたが、あっという間でした。
短い期間でしたがたくさんの動植物に出会えることができました。
次回、もしコスタリカにくることができたときは、ここだけでいいなと思ったくらいです。
しかし、これから行くところも素晴らしかったです。
ただ遠い。到着まで約8時間の道のり。
しかも道路が舗装されていないので、凸凹道で車の中でお尻が宙に浮きます。
まるでオ○ムの松○の空中浮揚のようです(苦笑)。
そんな状況の中、ガイドのTさんが大きな声で叫びました。
「あそこに飛んでいる」と。
指差し方向に2羽の鳥が飛んでいます。
飛んでいる方向が車の進行方向と同じです。
「あの鳥を追って」
と運転手さんに指示しました。
まるで犯人を追う刑事のようです。
しかし鳥のほうが早いことと、車は道なりにしか走れないので、その差は広がっていきました。
ちなみにコスタリカは市内ではなければほとんど信号はありません。
たまに信号に出くわすことがありますが、そのとき赤になるとすごく残念な気持ちになりました(苦笑)。
結局、車ではその2羽に追いつくことはできませんでした。
「さっきの鳥は何だったのですか?」
「あれはヒワコンゴウインコです」とTさん。
「えっ~!?」と皆で声を挙げました。
そう、ヒワコンゴウインコは今回のコスタリカ訪問の目的のひとつでした。
世界的にも生息数が激減している鳥で、コスタリカには100羽くらいしかいない、という話を聞きました。
その鳥が目の前を飛んでいったのです。
幸いにもかろうじて飛んでいる写真を撮ることができました。
これだけ希少な鳥なので、出会えただけでも幸運だと思います。
しかも飛んでいる写真を撮ることもできましたし、、、。
残念な気持ちになるというより、一瞬でも出会えてことに感謝し気持ちを切り替えようとしたときでした。
またもやTさんが叫びました。
「あそこにいるよ」と。
Tさんが手を差し伸べる先に、2羽の鳥が止まっていました。
ずいぶん遠いです。ですが、コンゴウインコのように見えます。
車を止め、Tさんがスコープをセットしてくれました。
交代でスコープを覗くと、たしかにヒワコンゴウインコです。
先ほど見かけたヒワコンゴウインコが羽休め(?)で木に止まったようです。
それにしてもTさんは走っている車の中から飛んでいる鳥や、遠くの鳥を発見する能力は素晴らしいです。
私でしたら鳥を見つけるどころか、条件反射のように車に乗ったらウトウトしてしまいます(汗)。
ヒワコンゴウインコと出会えたことで興奮したこともあり、お腹が空いてきました。
興奮するとエネルギーを消耗するようですね(苦笑)。
途中、ドライブインのようなレストランに入りランチを注文しました。
ご参考までに、コスタリカの一般的なランチをご紹介します。
どの料理もだいたい豆が入っています。豆料理は美味しいです。
今回私が注文したのは魚がメインのランチでした。
お腹も満たしたところで、いよいよ目的地へ。
(つづく)