鳥のきもち「危険な遊びに惹かれてしまいます」

ケージの中で、ひとりぼっちで何もしないのは退屈です。
でも、ケージの中におもちゃを入れておけば私たちが喜んで遊ぶと思っている飼い主さんが多いようです。

人もそうだと思いますが、遊びが好きかそうではないかは個体差があります。興味がないおもちゃには見向きもしないこともあるかもしれません。
せっかく飼い主さんがおもちゃを入れてくれたのですから、遊んであげたいと思う鳥ゴコロもあるのですが、与えられたおもちゃがこわかったり、趣味が合わなかったりしたときは、やっぱり無理して遊ぶことはありません。
飼い主さんに自分の好みを知ってもらうことも大事だからです。

また、おもちゃって意外と危険なこともあります。
私の友人は、遊んでいるときにおもちゃに足をはさんで半日も宙ぶらりんになったそうです。血が頭に下がってしばらくは何も考えられなくなったと言っていました。

また、ある友人はおもちゃの金具がクチバシにすっぽり入り込み、食事ができなくなったそうです。

そういえば過去におもちゃを食べてしまって、手術で取り出してもらった仲間がいるという話も聞きました。

「おもちゃを飲み込んだ」、「おもちゃでケガをした」などがあってからでは遅いです。
おもちゃで遊んでいる私たちは夢中なので、どこに危険が潜んでいるかわかっていません。
たぶん飼い主さんにもわからないでしょう。
だから、事故が起きるのです。
そのため、できることでしたら、飼い主さんがいないときはおもちゃで遊ばないほうがいいかもしれません。そのかわり飼い主さんがいるときは思う存分遊びましょう。
ぶら下げるタイプのおもちゃは宙ぶらりんの危険がありますので、床におもちゃ箱をおいてもらうという方法もひとつの手です。これでしたら、自分が好きなおもちゃを持ってきて遊べばいいし、万が一足をはさんでも宙ぶらりんになることはありません。
私たち鳥は人で言えば2、3歳くらい幼児の知能があるそうです。(一度は2、3歳の幼児と勝負したいですね)
2、3歳の幼児は大人の人が予想できない行動をとるそうです。
ということは私たち鳥も、人の予想を超えた行動を起こす可能性を秘めているのです。
繰り返します。
おもちゃで遊ぶときは、飼い主さんがいるときに思う存分遊びましょう。

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