(31)コンパニオンバードの繁殖の未来「繁殖業界に一石を」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

3回目のアメリカです。

まさか毎月アメリカに来るとは思ってもいませんでした。渡米し帰国するたびに心に誓いました。

「英会話を勉強するんだ!」と。

その証として必ず何か一つ教材が増えました。NHK基礎講座のカセットテープから始まり、CD、MD、聞き流し、、、、など

20数年経った今、見事に何も喋れない、、、(苦笑)。

ちゃんとやっていれば、きっとできたかもしれませんが、私の場合、だいたい3日坊主。

これではできないですね(汗)。

ただ渡米3回目になると、最初どきどきしていたロサンゼルス空港の入国審査も、少しだけ余裕が持てるようになりました。英語は喋れませんが、身振り手振りでコミュニケーションがとれるようになった気がします。

今回もオカメインコのブリーダーであるサーバーさん宅を最初に訪問しました。サーバーさんからすれば毎月のように訪問する私のことをきっと「変な日本人」だと思ったでしょうね。

しかし、3回目となるとさすがに真剣さが伝わったのかもしれません。

今回の訪問は明らかに態度が違います。なぜならリビングのテーブルにきちんと揃えられた資料が並んでいたからです。3度目の正直。これは私の直感ですが、「今日はうまくいく」そんな気がしました。

口火を切ったのはサーバーさんでした。

「ヒナを譲ることはできない、、、」

えっ!? 今回も、、、と思いましたが、黙って次の言葉を待ちました。

すると、

「繁殖用の若鳥だったら譲りましょう」

と言われました。

実は私の中で考えが微妙に変わってきていました。ヒナを譲ってもらうより、親鳥を譲っていただきたいなと思いました。そしてサーバーさんに教えてもらいながら、自分も繁殖をしてみたいと思うようになったからです。

これは以前、国内で視察した繁殖場に、納得できるところがなかったことが大きいと思います。日本でサーバーさんのような繁殖場を作れば、繁殖業界(?)に一石を投ずることができるのではないでしょうか!?

そんな大それた夢を描きました。

もし今回もサーバーさんに断られたら、親鳥を譲ってほしいと交渉するつもりでした。さすがサーバーさん、私の心をすでに読んでいたのかもしれません。

ようやくサーバーさんが交渉のテーブルに着いてくれました。

本当の勝負はこれからです。

(つづく)

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