いつもありがとうございます。鳥爺です。
鳥たちが、あなたの前で「元気、食欲がない」ということは、かなり状態が悪い可能性があります。
なので元気に見えるときに、どうやって病気の兆候を見つけるかがとても重要です。
病気も大きく分けて2つあります。
命を脅かす身体の病気と、精神的な心の病いです。
鳥に、心の病?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鳥たちは賢く、感情も人間のように、それ以上に豊かです。
そのため心に病いを抱え、自傷行為をしたりする場合もあります。
最初に申し上げますが、私は獣医師ではありません。
あくまでも今までの体験や学んだことです。
予めご了承いただけたら幸いです。
それでは命を脅かす身体の病気からお伝えします。
重要なことは日頃からの健康チェックです。
この健康チェックを「見える化」しましょう。
まずは体重です。
体重の増減は「見える化」がしやすいし、重要な健康チェックです。
特に体重が減ることは命に関わります。
もちろん体重が増えることも良いことではありませんが、ここでは「体重が減る」ことについて知っていただけたらと思います。
最初に行うことは、その子の平均体重を知ることです。
平均体重の決め方は次の通りです。
・前夜、食事を片付ける(24時間食事を食べさせなくてはならない子を除く)
・朝一番、体重測定(そうのに食事が無い状態=本当に体重に近い)
・体重を測定し、記録する
・7日から10日くらいの体重の平均を出す
この平均体重がこれからの基準になります。
さらにこの子にとって相応しい体重があれば、そちらを基準にしてくださいね。
例えば人間の場合はBMI(*)のようなものがありますが、鳥にはありません。
鳥が診られる先生であれば、触診してこの子にとって基準になる体重の目安を教えていただけるかもしれません。
鳥の健康診断に動物病院に行ったときに、主治医の先生に相談してみてくださいね。
(*)ボディマス指数(BMI)とは、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数である。一般にBMI と呼ばれる。
さて基準になる平均体重から体重がどのように減少するとどうなるのか、については次回お伝えします。