(16)コンパニオンバードの繁殖の未来「行く前から感動の嵐」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

いよいよコンパニオンバード大国と言われるアメリカの話です。
アメリカはフィリピンやシンガポールよりもっと遠いし、移動時間も長いです。
飛行機が苦手でしたので、飛行機の中で一泊するということに抵抗がありました。

しかしそんな私を行くにさせたきっかけは一冊の雑誌です。
雑誌の名前は「Bird Talk」という月間誌ですが、初めて見たときは感動の嵐でした。
ほぼオールカラー。感動したのはオールカラーだけではなく、もちろん中身です。
英語は読めませんが、特集記事や商品の広告、いろいろな鳥の種類などページをめくるたびに、感動の声を上げてしまいました(苦笑)。

ただこれだけではアメリカに行きたいと思わなかったのですが、雑誌の最後のほうに、小さい文字でびっしりと羅列しているページがありました。
よ~くみると「A」から順で始まっています。
「ALABAMA」、「ALASKA」、、、そうアメリカの州のアルファベット順です。
そこには各州で活動しているブリーダーの名前と住所、電話番号そして鳥の種類などが書かれていたのです。
これは各ブリーダーの広告です。小さい記事は2行からで、一番多いのが4行広告でした。囲み記事でイラストや写真付きで宣伝している記事もありました。
一方でペットショップの記事を見ることはできませんでした。この雑誌の規約でペットショップは広告を出してはいけないのかどうかはわかりません。
もしかしたら鳥はペットショップからではなく、ブリーダーから迎えることが当たり前なのかもしれません。これは行ってみるしかありません。
この雑誌を見るだけでも、日本の飼い鳥業界より20年いや、30、40年は先を行っている気がしました。
つまり日本の未来はアメリカに行けば見られる。もしかしたら日本の鳥業界を変えることができるかもしれません。そう思ったら居ても立ってもいられなくなりました。
気がつくと電話帳(当時インターネットがなかったので)で人材派遣会社を探していました。そう一緒に同行してもらう通訳を紹介してもらうために。

(つづく)

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