(15)コンパニオンバードの繁殖の未来「PBFDは輸入された鳥から??」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

外見が工場のようで、しかもいろいろな部分で自動化が進んでいる近代的な繁殖場を視察後、ジュロンバードパーク(以下、ジュロン)に案内していただきました。
ジュロンのガイドもTさんです。Tさんはジュロンにも在籍しているので、短時間でしたがバックヤードも案内していただきました。
今回は繁殖場がテーマなので、ジュロンの様子は割愛させていただきます。また別の機会がありましたらご紹介いたしますね。

ということでフィリピンとシンガポールの繁殖場を視察しました。
両方とも1箇所だけなので説得力に欠けるかもしれません。ただ、どちらもその国において有名な繁殖場であることは間違いありません。
また後日、日本の繁殖場視察のレポートを書きますが、こちらも日本国内では有名な繁殖場です。
基準としてどうかわかりませんが、フィリピン、シンガポールそして日本の繁殖場の視察は、どこも「有名な繁殖場」という点では共通しています。

ここまでで感じたことは、フィリピンもシンガポールも清潔であるということです。
そして日本では感染率が高いPBFDについては、どちらも「ほとんどない」と言われました。
真意のところはわかりませんが、少なくても日本の繁殖場よりは感染率が圧倒的に低いと思いました。
その理由は、毎日清掃をしているからです。
たかが清掃かもしれませんが、毎日清掃することは清潔に保つことができます。
しかし、毎日清掃しないということは、チリも積もれば、、、ではないですが、排泄物も積もれば、ケージ内が汚染され、当然病原菌の巣窟になってしまいます。

しかし日本で「PBFDはどこから?」という話になると、当時は「輸入された鳥から」ということで片付けられていました。
輸入先の国で圧倒的に多いのが、今回私が視察したフィリピンとシンガポールです。
「PBFDは輸入された鳥から」という話に、私は大いに疑問を持ちました。

さて、次はアメリカです。
アメリカでは半年の間に4回行きました。そのうち4回目だけは留守番で行けませんでしたが、行けなかった4回目に出会ったブリダーさんから輸入することになりました。
その話はもう少し先になりますが、次回からアメリカの繁殖場視察の話にも、お付き合いいただけたら嬉しいです。

(つづく)

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