「生意気だ」と言われそうですが、飼い主さんが私たち鳥を選ぶように、私たちも人を選んでいます。
統計をとってみても、オスの鳥が女の人を好きになり、メスの鳥が男の人を好きになるという傾向があるようです。
私たちは思春期を迎えると、本能的に異性を意識しているのかもしれませんね。
でも、それは先入観かもしれません。
すべてがそうではなく、メスの鳥が女の人を好きなケース、またはその逆のケースもいっぱいあります。
さらに男女の隔てなく仲良くできる仲間もいっぱいいます。
先入観といえば、こんなことを人々は話しているらしいです。
白色オウム類は雄叫びをする。
シロハラインコは活発。複数羽飼うと楽しい。
ラブバードはすぐかむ。
……これも先入観ではないでしょうか?
雄叫びをほとんどしない白色オウムもいます。
とても大人しいシロハラインコもいれば、すぐかまないラブバードもいます。
私たち鳥にはたくさんの種類がいます。そのため種類や性別などで判断されてしまうのかもしれません。
どうやら人の世界では血液型占いが大人気で、A型はこんな人、B型はこんな人……と、カテゴリーごとに大きなくくりで性質をとらえるのが流行っているそうです。
それと同じように、鳥も、この種類はこんな鳥……と占いのようにプロファイリングされているのです。
でも、種類だけで性格や性質を判断するのは間違いだと思います。
種類はたしかに多いですが、それ以上に一羽一羽それぞれみんな性格が違います。
人だって、すべて性格が違うように。
種類や雌雄で判断するのではなく、私たち一羽一羽の個性を受け入れてほしいですね。